ChatGPTで文字起こしする方法|無料でできる範囲と録音・MP3の扱い方

ChatGPTで文字起こしする方法

「ChatGPTで会議やインタビューを文字起こししたい」

「録音したMP3ファイルは、そのまま読み込ませていいの?」

「できれば無料で、議事録まで作りたい」

ChatGPTを使って文字起こしをしようとすると、どの機能を選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

ChatGPTでは、音声入力やRecord機能、外部の文字起こしツールを使い分けることで、話した内容のテキスト化から議事録・要約の作成まで進められます。

ただし、その場で話す音声と、すでに録音したMP3ファイルでは、使う機能や手順が異なります。

この記事でわかること
  • ChatGPTで文字起こしできる範囲と無料・有料の違い
  • 音声入力とRecordを使う手順
  • MP3の文字起こしに使える外部ツール
  • Zoomなどのオンライン会議を議事録にする方法
  • 文字起こしした文章を整えるプロンプト
  • うまく文字起こしできない場合の対処法

まずは、どの方法が自分に合うか確認していきましょう。

森谷 和正
(かず)
株式会社AI ONE
代表取締役社長

投資詐欺の被害から這い上がり年商10億円の事業を築いた経営者。SNSフォロワーは25万人超。慶應在学中に出版した著書『お金持ちになりたい学生が知っておくべき勉強よりも大切なこと』(秀和システム)は、2020年12月に有隣堂書店、2021年1月にTSUTAYAのビジネス書ランキングで1位を獲得。
生徒数1,000人を超えるAIスクール『AI ONE』と、5000名超在籍の『物販ONE』を運営。「AIで個人が収益を最大化できる時代」を提唱している。受講生の自由な働き方を支援する。

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正確性が高く根拠のある情報提供
  • 各AIツール開発元(OpenAI、Googleなど)の公式ドキュメントや一次情報を参照
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  • 実際の受講生へのアンケート調査や、実務での活用事例に基づくリアルな情報を掲載

また、当サイトの記事の信頼性・正確性を担保するため、以下の情報を引用・参照しています。

参照元引用・参照内容の例
総務省・経済産業省AI事業者ガイドライン
各AI開発企業(OpenAI等)公式リリース・API利用規約・セキュリティポリシー
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)AI利活用における情報セキュリティ動向・ガイドライン

生成AIツール(ChatGPT、Claude、Geminiなど)や画像生成AIは、種類によって得意なタスクやセキュリティ要件、商用利用の可否が異なるため、混同を避け、それぞれの特徴や違いをわかりやすく掲載しています。

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ChatGPTで文字起こしはできる?利用できる方法と条件

ChatGPTを活用した目的別の文字起こしの方法

結論、ChatGPTを使った文字起こしは可能ですよ。

ただし、話した内容をチャットに入力したいのか、会議を記録したいのか、録音済みのファイルを処理したいのかによって方法が変わります。

最初に、自分が扱いたい音声を整理してみましょう。

やりたいこと選ぶ方法費用・利用条件のポイント
自分が話した内容を文章にしたいChatGPTの音声入力マイクが表示される利用環境で使う
会議や音声メモを録音して整理したいChatGPT Record対象の有料プランと対応アプリが必要
録音済みのMP3を文字にしたいWhisper・Notta・torunoなど各ツールの対応形式・無料枠を確認する
文字起こし済みの文章を議事録にしたいChatGPTにテキストを渡す無料プランでも利用可能

この表のように、文字起こしをしたいからといって、必ずChatGPTの有料プランを契約する必要はありません。

すでにテキストがある場合は、まず無料プランで整形や要約を試してみるとよいでしょう。

参考:ChatGPT無料プランの公式FAQ

音声入力・Record・外部ツールの違い

3つの方法は、音声を扱う目的が異なりますよ!

方法主な用途ポイント
音声入力アイデアや短いメモを文章にする話した内容を文字に変換し、送信前に修正できる
Record会議や音声メモを録音・文字起こし・要約する音声入力とは別機能。利用プラン・対応アプリの確認が必要
外部ツール録音済みのMP3などを文字起こしする対応ツールでテキスト化し、ChatGPTで読みやすく整える

音声入力は、キーボードの代わりに声で文章を入力する機能です。

ChatGPTのマイクから話した内容が文字に変わり、送信前に修正できます。

思いついたアイデアや短いメモを残したい場面で使いやすい方法です。

一方、Recordは会議や音声メモの録音・文字起こし・要約に使う機能です。

通常のマイクによる音声入力とは別の機能なので、マイクボタンが表示されていても、Recordを使えるとは限りません。

詳しくは、「ChatGPTのRecordで録音・文字起こしする方法」の章で解説します!

すでに録音してあるMP3ファイルには、ファイルの取り込みに対応した外部ツールが選択肢になります。

音声をテキストに変換し、その結果をChatGPTへ渡して読みやすく整える流れです。

なお、ChatGPTと声で会話する「音声会話」も別の機能です。

会議の発言を正確に記録したい場合は、録音・文字起こしを目的とした方法を選びましょう。
参考:音声入力の公式FAQ/ChatGPT Record

無料でできることと有料プランが必要なこと

費用を抑えたい場合は、文字起こしと文章整理にかかる費用を分けて考えるのがポイントです。

例えば、外部ツールの無料枠で音声を文字にし、ChatGPTの無料プランで議事録にまとめる方法があります。

ただし、外部ツールによっては無料で処理できる時間や回数に制限があります!

方法無料で試せる範囲注意点
ChatGPTで文章を整形・要約する無料プランで利用できるファイルなどの機能には別途利用制限がある
ChatGPT Recordを使う無料プランは対象外有料プランでも対応アプリの確認が必要
外部ツールで音声を文字にする無料プランや試用枠があるサービスもある1回の処理時間や月間利用量を確認する
OpenAIの文字起こしAPIを使うChatGPTの契約とは別に扱うAPIの料金・利用条件が適用される

外部の文字起こしツールには無料プランもありますが、文字起こしできる時間に制限があり、長時間の会議を全文テキスト化するには有料プランが必要な場合があります。

本番の音声を取り込む前に、短いファイルで出力結果と利用制限を確認しておくと安心です。

CVボタン

ChatGPTの音声入力で文字起こしする方法

ちょっとしたメモや、自分の考えを文章にしたい場合は、音声入力から試してみましょう。

特別な録音ファイルを用意せず、チャット欄のマイクから話した内容を入力できます。

ここでは、マイクボタンが表示される環境での基本的な流れを紹介します。

チャット欄のマイクから音声を入力する

ChatGPTのチャット画面を開いたら、次の順番で操作しましょう!

音声入力の操作手順
  1. 入力欄付近にあるマイクボタンを選ぶ
  2. 初回はマイクの使用を許可する
  3. テキストにしたい内容を話す
  4. 録音を終了し、変換された文章を確認する
ChatGPTのチャット画面

上記の画像のマイクアイコンをクリックすると、音声入力できますよ!

音声入力では、録音した内容が文字に変換され、送信前に編集できる状態で返されます。

最初は、一つの話題を短く話してみてください。例えば、打ち合わせの直後に「今日決まったこと」を数項目話すだけでも、メモのたたき台になります。

周囲の人の声やテレビの音が入る場所では、意図しない言葉が混ざることがあります。静かな場所で、マイクに向かって自然な速さで話しましょう。

参考:音声入力の仕組み

変換されたテキストを確認・修正する

話し終えたら、そのまま送信する前に文章を確認します。

特に見直したいのは、次のような部分です。

特に確認したい項目
  • 人名や会社名
  • 商品名や専門用語
  • 日付・金額・数量
  • 「する」「しない」など、意味が反対になる表現

文字起こしした文章を整えてほしい場合は、確認したテキストに「内容を変えずに、読みやすい文章にしてください」と添えて送信します。

例えば、話した内容を箇条書きにしたいなら、次のように頼んでみましょう!

以下は音声入力したメモです。
内容を追加せず、話題ごとの箇条書きに整理してください。
不明な部分は推測せず「要確認」としてください。

【メモ】
ここに音声入力した文章を入れる

ただ文字にするだけでなく、あとから見返しやすい形に整えるところまで行うと、音声入力を日常の作業に取り入れやすくなります。

ChatGPTのRecordで録音・文字起こしする方法

会議やまとまった音声メモを記録したい場合は、Recordが選択肢になります。

ただし、対象の有料プランに入っていても、利用しているアプリによってボタンが見つからない場合があります。

使い方とあわせて、利用環境も確認しましょう。

Recordを利用できるプランとアプリを確認する

公式ヘルプでは、RecordはPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduの対象ワークスペースで、macOSデスクトップアプリ向けに提供される機能と案内されています。

ChatGPTレコードの公式利用条件

参考:Recordの公式利用条件

無料プランやGoは、この対象一覧に含まれていないので注意しましょう。

確認したいのは、次の2点です。

確認したいポイント
  • Recordの対象プランでログインしているか
  • Mac版のChatGPTアプリを使っているか

特に、2026年に提供された統合版のデスクトップアプリでは、移行後にRecordが見つからないという利用者報告があります。

プランだけで利用可否を判断せず、実際の画面も確認してください!

参考:統合版での利用者報告

録音を開始し、終了後に文字起こし・要約を確認する

Recordボタンが表示されている場合は、次の流れで進めます。

Recordで録音する際の流れ
  1. チャット画面のRecordボタンを選ぶ
  2. 必要に応じてマイクやシステム音声の権限を許可する
  3. 録音を開始する
  4. 終了時に停止し、送信する
  5. 作成された文字起こし・ノートを確認する

参考:Recordの操作手順

公式ヘルプでは、停止後の再開や、送信後に生成されたノートの編集も案内されています。

確認するときは、会話が文章になっているかだけでなく、決定事項と検討中の案が混ざっていないかも見ておきましょう。

例えば「来月から始める案を検討する」という発言が、「来月から開始する」とまとめられると、意味が変わってしまいます。

共有前に重要な部分を見直す習慣をつけてください!

Recordボタンが表示されない場合の確認・対処方法

「Plusなのに、どこにも録音ボタンがない」

このような場合は、契約だけでなくアプリの種類も確認します。

確認すること見るポイント
ログイン中のアカウント対象プランを契約したアカウントか
利用している端末macOSの対応環境か
アプリの種類統合版か、旧版のChatGPT Classicか
組織の設定会社・学校の管理者による制限がないか

公式リリースノートでは、旧アプリが「ChatGPT Classic」として端末に残る場合があると説明されています。

OpenAIコミュニティには、統合版でボタンが見つからず、旧版のChatGPT Classicを使って回避したという投稿があります。

これは利用者による報告で、すべての環境で同じ結果になるとは限らないので注意してください!

参考:コミュニティの回避例/OpenAI公式リリースノート

MacのアプリケーションフォルダにClassicが残っている場合は、そちらの表示を確認してみてください。

利用できない場合は、次に紹介する外部ツールで音声をテキストにする方法も選べます。

バナー画像

MP3などの音声ファイルを文字起こしできる外部ツール

すでに録音したMP3を持っている場合は、音声ファイルの取り込みに対応したツールを使うと進めやすくなります。

ここでは、Whisper・Notta・torunoの3つを紹介します!

あわせて、Zoomなどのオンライン会議を文字起こしし、ChatGPTで議事録にまとめる方法も見ていきましょう!

ツールMP3の処理方法選ぶときのポイント
Whisper自分のPC上やAPIで処理する環境構築やプログラム操作に対応できるか
NottaWeb版・アプリに取り込む画面操作で進めたいか、無料枠が用途に合うか
torunoWeb画面へアップロードする会議の録音・記録にも活用したいか

どのツールでも、文字起こしした結果をChatGPTに渡せば、文章の整形や要約につなげられます。

各ツールとChatGPTが自動的につながる前提ではなく、まずはテキストをコピーして渡す方法から始めましょう。

Whisper

Whisperは、OpenAIが公開している音声認識モデルです。

登録してすぐ使えるアプリではなく、音声を文字に変換するための技術にあたりますよ!

MP3やWAVなどの音声をテキストに変換でき、自分のPC上で動かす方法と、OpenAIのAPIを利用する方法があります。
参考:Whisper公式リポジトリ

特徴は、音声処理を自分の作業に合わせて組み込めることです。

繰り返し発生する文字起こしを自動化したい人や、プログラムを使った処理に慣れている人に向いていますよ!

一方、自分のPCで使うには、Pythonや音声処理用のソフトなどを用意する必要があり、Webサイトへファイルを入れるだけのサービスとは、始めるまでの手間が異なります。

利用までの流れは、次のとおりです。

Whisper利用までの流れ
  1. PC上で実行するか、APIを利用するか決める
  2. 選んだ方法に必要な環境を準備する
  3. MP3などの音声ファイルを指定して処理する
  4. 出力されたテキストを確認する

公開版のコードとモデルはMITライセンスで提供されていますが、動作させるPCや計算環境は必要です。

APIを使う場合は、API側の料金と上限を確認してください。

なお、公式のファイル文字起こしガイドでは、APIに送信するファイルは25MBまでと案内されています。

これはAPIの制限であり、自分のPCで動かすWhisperにも一律に当てはまる数値ではないので注意しましょう。
参考:OpenAIのファイル文字起こしガイド

Notta

Notta公式サイト
出典:Notta公式サイト

Nottaは、録音済みの音声や動画を取り込み、文字起こしできるサービスです。

Web版とモバイルアプリで利用でき、MP3・WAV・M4Aなどの音声形式に対応しています。
参考:Notta公式ヘルプ

「プログラミングの準備をせず、画面操作で進めたい」という方の候補になります。

基本的には、ファイルのインポート機能から録音データを選び、言語などを設定して文字起こしします。

処理後は、元の音声を確認しながら誤変換を修正していきましょう!

Nottaで文字起こしをする流れ
  1. Nottaにログインする
  2. ファイルのインポートを選ぶ
  3. MP3などの録音データを指定する
  4. 文字起こし言語を確認して処理を開始する
  5. 完成したテキストを確認する

無料プランもありますが、確認時点の料金ページでは、月120分に加えて、1回につき3分までという制限が案内されています。

長い会議を丸ごと処理したい場合は、月間の合計時間だけでなく、1回あたりの上限も確認してください。
参考:Notta料金プラン

最初は短い音声で試し、自分の録音環境や専門用語をどの程度認識できるか確かめると、継続して使うか判断しやすくなります。

toruno

toruno公式サイト
出典:toruno公式サイト

torunoは、会議の文字起こしや録音に加え、録音済みファイルのアップロードにも対応するサービスです。

MP3ファイルをWeb画面から取り込んで文字起こしできます。
参考:torunoのファイルアップロード機能

会議中の記録と、あとから受け取った録音データの処理を、同じサービスで進めたい場合に候補になります。

基本的な流れは、Web画面へログインし、ファイルのアップロードから録音データを指定して、処理後の結果を確認する形です。

利用前には、契約プランで使える時間、ファイルの条件、必要な出力方法を確認しましょう。

現在の公式サイトでも、音声・動画ファイルのアップロードによる文字起こしが案内されています。
参考:toruno公式サイト

文字起こし後は、利用できるコピー・出力機能でテキストを取り出し、ChatGPTへ渡します。

「議事録にしたい」「要点だけ知りたい」など、仕上げたい形を一緒に伝えるのがポイントです。

Zoomなどのオンライン会議を文字起こしして議事録にする

ZoomやMicrosoft Teamsで行った会議も、文字起こししたテキストをChatGPTに渡せば、議事録や要約に整理できます。

進め方は、会議ツールで文字起こしを取得できる場合と、録音・録画データだけがある場合の2通りです。

【Zoomの場合】

Zoomには、クラウド録画した会議の音声を文字起こしする機能があります。

利用には、対象の有料アカウントに加え、クラウド録画と音声文字起こしの有効化が必要です!

ZoomとChatGPTを用いて文字起こしする方法
  1. 会議前に、クラウド録画と音声文字起こしを有効にする
  2. 参加者の同意を得て、会議をクラウド録画する
  3. 会議終了後、録画と文字起こしの処理が終わるのを待つ
  4. ZoomのWeb画面から、文字起こしファイルをダウンロードする
  5. ファイルをテキストエディターなどで開き、内容をChatGPTに貼り付ける
  6. 「決定事項と担当者、期限を整理して」などと依頼する

文字起こしは、発言内容と時刻が入ったVTT形式のファイルで取得できます。

会議中に表示される字幕とは別の機能なので、録画前に設定を確認しておきましょう。
参考:Zoom公式ヘルプ

【Microsoft Teamsの場合】

Teamsでは、会議中に「トランスクリプション」を開始すると、発言者や時刻を含む文字起こしを残せます。

利用できる機能やダウンロード権限は、組織の設定や参加者の役割によって異なります。

Microsoft TeamsとChatGPTを用いて文字起こしする方法
  1. 参加者の同意を得て、会議中にトランスクリプションを開始する
  2. 会議終了後、会議チャットの「まとめ」を開く
  3. 「トランスクリプト」から文字起こしをダウンロードする
  4. 取得したテキストをChatGPTに渡す
  5. 議題・決定事項・次の作業などに分けて整理するよう依頼する

ダウンロードできない場合は、会議の主催者に共有を依頼してください。

会議中に字幕が表示されていても、終了後に文字起こしを取得できるとは限らない点に注意が必要です。
参考:Microsoft公式ヘルプ

【録音・録画データだけがある場合】

会議ツールから文字起こしを取得できない場合は、Nottaなどの外部ツールを使います。

取り込めるファイル形式や容量、文字起こしできる時間を事前に確認しましょう。

外部ツールとChatGPTを用いて議事録を作成する方法
  1. 保存した録音・録画データを用意する
  2. 対応する外部ツールにファイルを取り込む
  3. 文字起こしを実行し、人名や数値などの誤変換を修正する
  4. 完成したテキストをChatGPTに渡し、議事録に整理する

ChatGPTに渡す際は、次のプロンプトを使ってみてください。

以下はオンライン会議の文字起こしです。
「議題」「決定事項」「未決定事項」「担当者と期限」に分けて、
議事録を作成してください。

【条件】
・発言にない情報を追加しない
・提案と決定事項を区別する
・担当者や期限が不明な場合は「未確認」と記載する

【文字起こし】
ここにテキストを貼り付ける

作成された議事録は、人名・数値・決定事項を元の記録と照合してから共有します。

会議の内容を外部サービスに入力してよいか、社内ルールも確認してください。

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文字起こしした文章をChatGPTで整えるプロンプト例

文字起こしが終わったら、次は使いやすい文章に整えましょう。

ChatGPTには、文章を渡すだけでなく、何のために、どのような形へ整えるかを伝えると依頼が明確になります。

ここでは、コピーして使えるプロンプト例を紹介します。実際の音声やテキストに合わせて、必要な条件を調整してみてください。

誤字や不要な口ぐせを修正して読みやすくする

音声をそのまま文字にすると、「えー」「あの」といった口ぐせや、言い直しが残ります。

内容を読みやすくするなら、まずは不要な言葉の整理を依頼しましょう。

ただし、発言の意味まで変えないように条件を添えることが大切です。

以下の文字起こし文を、内容を変えずに読みやすく整えてください。

【条件】
・「えー」「あの」など、意味に影響しない口ぐせを削除する
・句読点と改行を整える
・明らかな誤字脱字を修正する
・要約せず、発言の内容と順序を保つ
・人名、数値、専門用語は推測で書き換えない
・判断できない部分は「要確認」と記載する

【文字起こし文】
ここにテキストを貼り付ける

例えば、次のような整形を目指します。

整形前の例整形後の例
えー、次の会議は、あの、金曜日の15時からでお願いします次の会議は、金曜日の15時からでお願いします。

これは説明用の例です。証言や研究記録など、一語一句を残す必要がある用途では、口ぐせの削除や表現の整理を行わず、原文を保存してください。

会議の内容を議事録にまとめる

会議の記録は、全文をそのまま並べるより、決定事項と次の行動が分かる形にすると共有しやすくなります。

特に、担当者と期限は重要です。発言にない情報をChatGPTが補わないよう、次のように依頼しましょう!

以下の会議の文字起こしを、社内共有用の議事録にまとめてください。

【出力項目】
1. 議題
2. 主な議論
3. 決定事項
4. 未決事項
5. 次のアクション(作業内容・担当者・期限)

【条件】
・決定したことと、提案段階の内容を分ける
・発言にない担当者や期限を補わない
・分からない項目は「未確認」と記載する
・重複する内容を整理する
・意見が分かれた点も残す

【文字起こし文】
ここにテキストを貼り付ける

完成したら、会議に参加していない人にも「何が決まり、誰が何をするか」が伝わるかを確認しましょう。

インタビューの内容を記事に整える

インタビューを記事にする場合は、話し言葉を整えながらも、本人の意図を残す必要があります。

特に、断定の強さや感情を変えないよう注意してください。

例えば「できるかもしれない」を「できる」に変えるだけでも、発言の意味は変わってしまいます。

以下のインタビューの文字起こしを、読みやすいQ&A形式に整えてください。

【条件】
・質問と回答を分ける
・話者の意図、口調、断定の強さを保つ
・重複や言い直しを整理する
・発言にない事実やエピソードを追加しない
・話者が不明な部分は「話者要確認」と記載する
・確認が必要な箇所を最後に一覧で示す

【文字起こし文】
ここにテキストを貼り付ける

出力された文章は下書きとして使い、公開前に録音や取材メモと照合します。

引用する発言は、元の表現を特に丁寧に確認しましょう。

セミナーや動画の内容を要約する

長いセミナーの内容を振り返るなら、学びたいテーマや必要な情報を指定して要約を依頼します。

「短くまとめて」だけでは、知りたい事例や注意点まで省かれる場合があります。

以下のセミナーの文字起こしを、復習用のメモにまとめてください。

【出力項目】
・全体の要旨
・重要なポイント5つ
・紹介された具体例
・実践する際の注意点
・内容を踏まえて試せる行動

【条件】
・元の文章にない主張を追加しない
・数値や条件は省略せずに残す
・講師の発言と、あなたが提案する行動を区別する
・タイムスタンプがある場合は、対応する箇所を添える

【文字起こし文】
ここにテキストを貼り付ける

読む人や目的が決まっているなら、「初心者向け」「営業担当者向け」なども加えてみてください。

どの説明を詳しく残すべきか、判断しやすくなりますよ!

また、下記の記事で生成AIを使いこなすためのプロンプトについて解説しています!ぜひ参考にしてください!

生成AIでアイデア出しするプロンプト集!AI別の特性やコツ・注意点を紹介 生成AIでアイデア出しするプロンプト集!AI別の特性やコツ・注意点を紹介

文字起こしの精度を上げるコツ

文字起こしの結果をよくするには、ツール選びに加えて、元の音声を聞き取りやすくする工夫も必要です。

録音後にすべてを修正するより、録音前の準備と、処理後の確認を組み合わせましょう。

雑音を減らして聞き取りやすい音声を録音する

まずは、自分が聞いて言葉を区別できる音声を残すことを意識してください。

声が小さすぎたり、周囲の音に埋もれたりすると、文字起こし後の確認にも時間がかかります。

録音前には、次の点を確認しましょう。

録音前に注意したいポイント
  • テレビや音楽など、不要な音を止める
  • 話者の声を拾える位置にマイクを置く
  • マイクが衣服や物に触れないようにする
  • 複数人で話すときは、発言が重ならないようにする
  • 本番前に短く録音し、再生して確かめる

広い会議室では、PCの置き場所によって声の聞こえ方が大きく変わります。

端の方に座る人の声も入っているか、テスト録音で確認しておくとよいでしょう。

話者名や専門用語を補足する

人名や社内独自の言葉は、似た音の別の単語に変換されることがあります。

辞書登録に対応した文字起こしツールなら、録音をテキスト化する前に、参加者名やよく使う専門用語を登録しておきましょう。

ChatGPTで文章を整える際も、会社名・商品名・参加者名の正しい表記を添えると、誤変換を修正するときの参考になります。

以下の文字起こし文を整えてください。
会社名・商品名・参加者名は、次の正しい表記を参考にしてください。

【正しい表記】
・会社名:株式会社〇〇
・商品名:△△
・参加者名:田中、佐藤

【条件】
・一覧だけを根拠に、発言者を決めつけない
・修正すべき箇所か判断できない場合は、無理に置き換えず「要確認」と記載する

【文字起こし文】
ここにテキストを貼り付ける

ただし、名前の表記を直すことと、誰の発言かを判断することは別です。

例えば、「参加者は田中さんと佐藤さん」と伝えるだけでは、名前が付いていない発言をどちらに割り当てればよいか分かりません。

発言者を区別したい場合は、録音を聞いて確認し、「田中:〇〇」「佐藤:△△」のように名前を付けてからChatGPTに渡しましょう。

長い音声は話題の区切りで分割する

長い録音ファイルは、話題が変わるタイミングや休憩の前後で分割してから文字起こしすると、元の音声と照合しやすくなります。

例えば、1時間の会議を「進捗報告」「課題の共有」「次の施策」の3つの音声ファイルに分ける方法です。

内容ごとに分かれていれば、誤変換を見つけたときに、確認したい音声を探す手間を減らせます。

ただし、長い録音をそのまま扱えるツールなら、必ず分割する必要はありません。

まずは、利用するツールの時間・容量制限を確認しましょう!

分割する場合は、発言の途中を避け、話が一段落したところで区切ることが大切です。

例えば、「その方法で進めます」という発言だけが次のファイルに入ると、「その方法」が何を指すのか分かりにくくなります。

分割したファイルには、以下のように順番と内容が分かる名前を付けておきましょう!

定例会議_01_進捗報告.mp3
定例会議_02_課題共有.mp3
定例会議_03_次の施策.mp3

文字起こししたテキストにも同じ番号と名前を付けておけば、対応する録音をすぐに見つけられます。

CVボタン

ChatGPTで文字起こしできない場合の対処法

うまく文字起こしできないときは、どの段階で止まっているかを確認しましょう。

マイクで音声を入力できないのか、ファイルを読み込めないのか、長い文章の処理が終わらないのかによって、対処が異なりますよ!

マイクが反応しない場合は権限と入力機器を確認する

マイクボタンを押しても声が入らない場合は、次の順に確認します。

マイクボタンを押しても音声が入らない場合
  1. OSでマイクの使用が許可されているか
  2. ブラウザを使っている場合は、サイト側のマイク権限が有効か
  3. 使用したいマイクが入力機器として選ばれているか
  4. ヘッドセットなどのミュートが解除されているか
  5. 別の録音アプリでは声を録音できるか

Bluetoothイヤホンを接続したつもりでも、別のマイクが選ばれていることがありますよ。

入力機器の名前まで確認してみてくださいね!

また、Recordボタンが見つからない場合は、マイクの設定ではなく、契約プランや使用しているChatGPTアプリを確認してください。

詳しくは「Recordボタンが表示されない場合の確認・対処方法」の章で解説しています。

音声ファイルを扱えない場合は対応形式・容量・利用環境を確認する

ファイルを取り込めない場合は、次の3点を確認します。

確認項目確認する内容
ファイル形式利用する機能がMP3・WAVなどに対応しているか
容量・時間1ファイルあたりの上限を超えていないか
利用環境ChatGPTの画面、API、外部サービスのどれを使っているか

特に、OpenAIのAPIが対応している形式を、そのままChatGPTの通常チャットにも当てはめないようにしましょう。

ChatGPTのファイルアップロードと、APIの音声文字起こしは、別の機能として案内されています。
参考:ファイルアップロードFAQ/音声文字起こしAPI

ChatGPTにMP3などの音声ファイルを読み込ませても文字起こしできない場合は、Nottaなどの外部ツールで先に文字起こししましょう。

完成した文章をChatGPTに貼り付ければ、要約や議事録の作成に活用できますよ!

処理が途中で止まる場合は音声やテキストを分割する

途中で処理が止まった場合は、画面に表示されたエラーメッセージを確認しましょう。

原因によって次のように対処しましょう。

原因対処法
音声ファイルが長すぎる・容量が大きすぎる録音を話題の区切りで分割し、1つずつ文字起こしする
ChatGPTに渡す文章が長すぎる文字起こしした文章を議題ごとに分けて渡す
利用回数や文字起こし時間の上限に達した再び使えるようになる時期や、契約プランの上限を確認する
通信が切れたインターネットの接続を確認してから、やり直す

利用上限が原因の場合は、ファイルや文章を分割しても解決しないので注意しましょう。

画面に表示された案内に従って対応してください。

また、会議の文章を分けて要約する場合は、前半と後半で決定事項が変わっていないかも確認が必要です。

例えば、前半で「来週公開する」と決めても、後半で「再来週に延期する」と変更されることがあります。

それぞれの要約を並べるだけでは、最終的にどちらに決まったのか分かりにくくなるでしょう。

各部分を要約したら、会議の順番どおりに並べて、ChatGPTに次のように依頼します。

以下は、同じ会議を分割して要約したメモです。
会議の順番どおりに並べてあります。

全体を1つの議事録にまとめてください。

【条件】
・後半で変更や取り消しがあった決定事項を示す
・最終的な決定事項と、まだ決まっていないことを分ける
・判断できない内容は「要確認」と記載する

【メモ】
ここに各部分の要約を順番に貼り付ける

要約の段階で情報が抜けることもあるため、最終的な決定事項は元の文字起こしや録音と照合しましょう。

バナー画像

ChatGPTで文字起こしする際の注意点

ChatGPTで文字起こしする際の注意点

文字起こしを仕事に役立てるには、文章を作ったあとに確認する工程も欠かせません。

特に、重要な情報の正確さ、録音する相手への説明、データの取り扱いを押さえておきましょう。

人名・数値・専門用語は元の音声と照合する

読みやすい文章になっていても、内容が正しいとは限りません。

人名や金額、日付などは、一文字違うだけで実務への影響が大きくなります。

次の項目は、元の録音や資料と照らし合わせてくださいね!

  • 誰の発言か
  • 金額や数量に誤りがないか
  • 日付・時刻・期限が合っているか
  • 提案を決定事項としてまとめていないか
  • 否定や保留の意味が残っているか

ChatGPTで修正した文章とは別に、元の文字起こしも残しておくと、変更箇所を確認しやすくなります。

音声を聞いても分からない部分は、無理に埋めず「聞き取り不明」「要確認」として残しましょう。

録音前に参加者の同意を得る

会議やインタビューを録音するときは、録音する目的と使い方を事前に説明し、参加者の同意を得ましょう。

例えば、次のように伝えられます。

議事録作成のために、この会議を録音してAIで文字起こししたいと考えています。記録は参加者への共有に使用します。録音してもよろしいでしょうか。

外部サービスに音声を送信する場合は、その点も伝えておくと認識の違いを減らせます。

OpenAIもRecordの利用時には、他者を録音する前に必要な同意を得るよう案内しています。
参考:Record利用時の案内

社外の打ち合わせでは、所属先や取引先のルールも確認してくださいね!

個人情報・機密情報の取り扱いを確認する

録音データには、顧客名、連絡先、未公開の計画などが含まれることがあります。

入力前に、会社が利用を認めているサービスか、どの情報まで扱えるかを確認しましょう。

ChatGPTだけでなく、先に音声を渡す文字起こしツールの取り扱いも確認が必要です。

また、ChatGPTには、会話をモデル改善に利用するかを選ぶデータ設定があります。

公式ヘルプでは、設定の「データコントロール」から「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする方法が案内されています。
参考:データコントロールFAQ

ただし、この設定を変えれば、どのような機密情報でも入力してよいわけではありません。

テキストを整えるだけなら、顧客名を「顧客A」に置き換えるなど、作業に不要な情報を除いて渡す方法もありますよ。

ChatGPTの文字起こしに関するよくある質問

最後に、端末や音声以外のデータについて、迷いやすい点を整理します。

スマホでも文字起こしできる?

スマホでも、ChatGPTの音声入力や、音声ファイルの取り込みに対応した外部アプリを使う方法があります。

短いメモなら音声入力、録音済みのデータなら対応アプリというように、目的に合わせて選びましょう。

例えば、Nottaはモバイルアプリからのファイルインポートに対応していますよ!

参考:Nottaの対応環境

リアルタイムで文字起こしできる?

会議中の発言をその場で文字として確認したい場合は、ChatGPTのRecordやtorunoなどが選択肢になります。

利用前に、対応するプランや端末を確認しましょう。

一方、ChatGPTのチャット欄にあるマイクボタンは、話し終えた内容を文字に変換し、送信前に確認・修正するための機能です。

目的に合わせて、次のように使い分けてください。

やりたいこと選ぶ機能・ツール
会議中の発言を、その場で文字として確認したいRecord・torunoなど
自分が話したメモを、話し終えてから文章として確認したいChatGPTの音声入力

参考:ChatGPT Record/toruno公式サイト

YouTube動画の内容を文字起こしできる?

字幕付きのYouTube動画では、「文字起こしを表示」から字幕のテキストを確認し、ChatGPTで要約する方法があります。

次の手順で進めましょう。

YouTube動画の内容を文字起こしする方法
  1. YouTubeで対象の動画を開く
  2. 動画の説明欄を開き、「文字起こしを表示」を選ぶ
  3. 表示された文字起こしから、要約したい部分をコピーする
  4. ChatGPTに貼り付け、「重要なポイントを3つにまとめて」などと依頼する

参考:YouTubeヘルプ「動画の文字起こしを表示する」

ChatGPTに動画のURLを貼り付けても、動画全体の内容を取得できるとは限りません。

要約したい部分の文字起こしを貼り付けると、どの内容をまとめてほしいかを明確に伝えられます。

なお、自動生成された字幕には誤りが含まれる場合があるため、人名や数値は動画と照合して確認しましょう!

動画の内容や字幕を記事などで公開する場合は、利用条件も確認してくださいね!

PDFや画像の文字も文字起こしできる?

PDFや画像に書かれた文字を、ChatGPTでテキストにすることもできます。

音声ではなく、資料や写真から文字を取り出す使い方です!

PDFには、大きく分けて次の2種類があります。

PDFの種類具体例・見分ける目安
文字データが入ったPDFWordなどから作成した資料。文字を選択してコピーできるもの
画像として保存されたPDF紙の資料をスキャンしたもの。文字を選択してコピーできないもの

PDF内の画像を読み取れるかどうかは、ChatGPTのプランや利用方法によって異なります。

公式ヘルプでは、この機能はEnterprise向けに案内されています。

参考:PDFのビジュアル読み取りに関するFAQ

PDFを添付しても文字を読み取れない場合は、必要なページをスクリーンショットなどの画像にして添付する方法もあります。

画像を添付できる環境で、次のように依頼しましょう。

この画像内の文字を、書かれている順番でそのまま書き出してください。
要約や言い換えはせず、読み取れない箇所は「判読不能」としてください。

小さな文字やぼやけた画像は、正しく読み取れない場合があります。

出力された文章は元の資料と見比べ、特に数字・記号や、表の項目と数値の組み合わせを確認してくださいね!

またChatGPTを文字起こし以外でも、仕事や日常に役立てるアイデアを下記の記事で解説しています。

気になる方はぜひ参考にしてくださいね!

ChatGPTの活用事例を紹介する青系アイキャッチ画像 ChatGPTでできることとは?仕事や日常で役立つ活用事例8選を紹介

まとめ|目的と利用環境に合った方法で文字起こししよう

目的と利用環境に合った方法で文字起こししよう

ChatGPTで文字起こしを進めるには、扱いたい音声に合った方法を選ぶことが大切です。

今回紹介した方法を、もう一度整理します。

ChatGPTで文字起こしする際のポイント
  • 短い発話やメモを文章にしたい:ChatGPTの音声入力を使う
  • 会議を録音して整理したい:Recordの利用条件とアプリを確認する
  • MP3などの録音済みファイルを処理したい:Whisper・Notta・torunoなどを使う
  • Zoomなどの会議を議事録にしたい:会議ツールや外部ツールで文字起こしし、ChatGPTで整理する
  • 議事録や記事に仕上げたい:文字起こししたテキストをChatGPTで整える

まずは短い音声で試し、文字起こしの結果と、ChatGPTで整えた文章を比べてみてください。

人名や数値を確認する工程まで含めて使い方を決めれば、文字起こしを日々の仕事に取り入れやすくなります。

AI ONEでは、ChatGPTをはじめとした生成AIの活用方法を紹介しています。

文字起こしや議事録作成をきっかけに、日々の作業をもっと効率よく進めたい方は、AI ONEもチェックしてみてください。

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